AWSアカウントにAWSクレジットを適用してみた
あしざわです。
最近、個人用AWSアカウントを新しく作成しました。
各所からいただいたまま放置していた有効期限内のAWSクレジットがいくつかあったので、作成したAWSアカウントに適用してみます。
AWSクレジット とは?
AWSクレジットとは、AWSアカウントに設定することでAWS利用料金の請求書に自動適用され、対象のサービスがお得に利用できるプロモーションコードです。AWS公式ドキュメントでは、「AWSプロモーションクレジット」とも表現されています。
詳しくはAWS プロモーションクレジット利用規約に記載があります。
対象のサービスは「AWS 契約主体によって指定された特定のサービス」とふわっと記載があり、詳しくは読み取れませんでした。
ただ、対象外のサービスとして以下のような記載がありました。
- Amazon Mechanical Turk
- AWS マネージドサービス
- AWS マーケットプレイス
- AWS プロフェッショナルサービス
- AWS トレーニング
- AWS 認定
- Amazon Route 53 ドメイン名の登録または移管に対する料金や請求
- 暗号通貨のマイニングのためのサービス
- AWS 契約主体によって指定されるその他のサービス
- Savings Plans やリザーブドインスタンスなどのサービスの前払い料金
- エンタープライズ サポート レベルの AWS サポート
詳しくはわかりませんでしたが、オンデマンドのEC2インスタンス、Lambda、ALBなど本番検証用途でワークロードで利用するようなサービスでは適用されそうに見えるため、変わった使い方をしようとしなければ問題なく適用されそうですね。
後述する適用手順内で紹介していますが、適用するクレジットの種類によって対象サービスは異なる模様です。
クレジットの入手方法は、AWSのイベントへの参加やAWSからのアンケートへの解答などさまざまです。AWSが開催するイベント、トレーニングに参加してみるなど頑張って入手してみてください。
ちなみに私が所持しているクレジットは、AWS re:Invent 2023参加時にいただいたものと、AWS コミュニティビルダーのプログラム参加特典でした。
クレジットがどのように適用されるか、については AWS Billing and Cost Managementのユーザーガイド AWS クレジットのページに記載がありました。
- AWS アカウント に複数のクレジットがある場合のクレジットの適用順序
- 全体の中で残りの有効期限が最も短いクレジット
- 対象サービスの数が最も少ないクレジット
- 全体の中で最も古いクレジット
記事の公開後になると思いますが、次回の請求時にどのようにクレジットが適用されたのか追記したいと思います。
適用してみた
前提として、請求に関する権限を持つIAM認証情報を利用してAWSマネジメントコンソールにログインしてください。今回はAdmin権限を持つIAMロールを利用しています。
マネジメントコンソールからBilling and Cost Management(請求とコスト管理) > クレジット
にアクセスします。現時点ではクレジットが適用されていないことがわかります。
そのままクレジットを適用
をクリックします。
プロモーションコードの入力画面に遷移するので、持っているコードとセキュリティチェックのコードを入力しました。
適用するとクレジット画面に再度遷移し、クレジットの残高が更新されていました。
サービスの完全なリストを表示
を選択すると、クレジット適用対象のサービスの一覧が表示されました。クレジットが適用されるのか?はここから確認できそうですね。
持っている残りのクレジットも適用させて完了です。
適用後の確認
後日追記します。
さいごに
個人用AWSアカウントにAWSクレジットコードを適用させたので、AWSクレジットの概要と適用手順を紹介しました。
弊社のクラスメソッドメンバーズなどAWS請求代行のサービスを利用してリセラー経由でAWSを利用している場合は別の手順を踏まないといけない可能性があります。
そのようなケースのAWSアカウントにクレジット適用する方法は、別途ご確認いただければと思います。
以上です。